現在の軍隊や冒険家などは、一般に購入できるカシオを着用しているが、昔は、戦闘や極限状態に耐えうる市販の時計はなかった。そのため、国防総省が時計メーカーに別注していた時代があリました。
ここで時計通信がその時代の冒険者のための時計を紹介しよう!
極限状態でも使用に耐えうる条件としてまず、4つの項目をピックアップしてみました。
1) 耐用性
さまざまな環境に耐えられて、錆びない事。これには素材の選択が大事で、主にステンレス製だが、銀製もあり。
2) 使い易さ
瞬時に時間が分かる、複雑なダイアルやボタンを削ぎ落としたデザイン。
3) 持久性
極端な高温度、低温度に耐えられ、長持ちする電池。
4) 暗闇で光る
夜間の視認性は必須なため、文字盤が夜でも光る事。一方で、遠くから見えないために文字盤を隠す機能も必要。
1.塹壕戦用時計
第一世界大戦前はほとんどの軍師がポケットで時計を携帯していた。第一世界大戦は腕時計への進化の大きなきっかけであった。
塹壕の環境に耐えられる必要があったので、当時の時計はとても丈夫でした。
第一世界大戦までは腕時計は女性が付けることが多かったが、戦後は男でも手首に着ける事が普通になった。
2. The Panerai Radomir (パネライ ラジオミール)
1935年にイタリア海軍がパネライに水中処理兵専用の時計の開発を依頼し、翌年に導入したものは発光素材「ラジオミール」から名付けられました。
そのラジオミール素材の危険性が発覚され、1949年に、より安全な素材「ルミノール」に替え、「ルミノール」に改名した。
3. Seiko Pilot’s Watch (パイロット ウォッチ)
1940年にセイコーが帝国空軍のパイロットのための時計を生産し始めた。当時のものとしては非常に大型だった。
4. Omega Sea Master 300 (オメガ シーマスター)
007が6本の映画で着用しているモデルとしてとても有名な時計だが、このモデルはフィクションではなく実際に英国の特別部隊が1967年より公式時計として使用し始めたも。
5. Breitling Chronomat (ブライトリング クロノマット)
ブライトリングは時計ブランドの中で最も空軍との緻密な関係を持っている銘柄でした。1936年から英国空軍に使用されていて、1942年に世界初円形計算尺の「クロノマット」を発売した。
6. Rolex Submariner (ロレックス サブマリーナー)
このモデルも007とイギリス軍に好まれ、1954年に発売されて、世界で初めて100メートルの深度での耐久性を獲得した。更に1959年までに200メートルの深度まで可能となった。